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KNSのPC相互研修会は、パソコンに関して互いに教え・教わる勉強会です。

〒586-0041 河内長野市

エクスプローラーとファイル

2017.6.23;6.30
 パソコンを利用する場合、エクスプローラーを頻繁に使います。Windows の最新のバージョン Windows 10.1703 においてどんなになっているのかを改めて知っておくとともに、そこで扱うファイルに関わる事柄をこのページに整理してみました。パソコンの初心者は勿論、使い慣れている人にも役立つようにと考えました。

1.エクスプローラーの起動
 Windows 10 でエクスプローラーを起動するには、タスク バーまたはスタート メニューのアイコン を選ぶか、

キーボードで Windows ロゴ キー を押しながら E キーを押すか、「スタート」ボタンを右クリックして「エクスプローラー」をクリック、あるいは「スタート」→「Windows システムツール」→「エクスプローラー」で起動します。ユーザーがデスクトップに「PC」アイコンを表示している場合はそれをダブルクリックしても起動します。

 次図のような表示がエクスプローラーです。(表示のオプションでクイックアクセスで開くと別表示となります)

 このエクスプローラーの広い右側のベイには、フォルダーとして、ダウンロード・デスクトップ・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージック、及びデバイスとドライブにはそのパソコンが備えているものすべてを表示しています。
 通常、表示されているフォルダーは変更しないものです。ユーザーが自由に追加もしません。(できないように作られています。) ダウンロード・デスクトップ・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージックの各フォルダーを開いた場面以降はユーザーの好む新規のフォルダーを自由自在に追加でき、変更や削除もできます。この設定をどれだけ分かり易く整理整頓しているかは上手下手の差になります。自分がどれだけ使い易いかどうかが決まります。但し、フォルダーやファイルの名前に使う文字として次表の半角文字は使えません。(htmやhtml形式のファイルには全角文字を使いません) なお、ドット( . )は通常フォルダー名には使わなくて、ファイル名では名前と拡張子の間に1個のみ使います。どうしてもそれに代わるものを使いたい場合はアンダーバー( _ )が使われます。
ファイルやフォルダーの名前に使用できない文字
\ 円記号
/ スラッシュ
: コロン
* アスタリスク
? クエスチョンマーク
" ダブルクォーテーション
<   > 不等号
| バーティカルバー
電子申請時や他人にファイルを渡す場合には、ファイル名に次の文字は使えません。平素使わないのが賢明です。

 一方、デバイスとドライブについては、ハードディスクのみ名前の変更が可能です。最初に一度決めたら変更しません。ややこしくなります。

 なお、エクスプローラーの表示はいろいろ変えることができます。アイコンの大きさだとか、名前・日付時刻・更新日時・種類・サイズ等による並べ替え(昇順・降順)はタイトルの項目をクリックする毎に変えられるようになっていて、ユーザーが目的のファイルやフォルダーを素早く探せるように作られています。


2.Windows 10 での変更点
2a.OneDrive
 OneDrive がエクスプローラーの一部になりました。OneDriveは、Microsoftアカウントに付属している無料のオンライン ストレージです。 ここにファイルを保存すると、PC、タブレット、スマートフォンからそれらにアクセスできます。OneDriveに保存するファイルは、OneDrive.com でオンラインで使うことも、そのPC でオフラインで使うこともできます。 つまり、インターネットに接続していない場合でも、それらのファイルを使うことができます。 再接続すると、OneDrive では、オフラインで行った変更を使って、ファイルのオンライン バージョンを更新します。
オフライン ファイルは Wi-Fi に接続できないときでも利用できますが、PC の容量を消費します。


2b.クイックアクセス
 エクスプローラーを開くと、左のベイの一番上にクイック アクセスが表示されます。 よく使うフォルダーと最近使ったファイルの一覧が表示されるので、それらを見つけるために一連のフォルダーを検索する必要がなくなりました。 お気に入りのフォルダーをクイック アクセスにピン留めして、いつでもすぐ選べるようにすることもできます。

2c.共有

 アプリを使ってファイルや写真をエクスプローラーから直接共有できるようになりました。 共有するファイルを選び、[共有] タブの [共有] ボタンを選んで、 一覧から目的のアプリを選びます。そうすればその形式のファイルを指定したメールやTwitterなどのアプリに送ることができます。


2d.昔マイコンピュータと呼んだものはPCになりました
 Windows 7 及びそれ以前に「マイ コンピューター」と呼ばれていたものは 「PC]」という名前になり、既定ではデスクトップに表示されなくなりました。(但し「設定」の「個人用設定」の「テーマ」の「デスクトップアイコンの設定」で「コンピューター」にチェックをいれて「適用」「OK」で表示することはできます。)

2e.ライブラリーの表示
 ライブラリーは、既定ではエクスプローラーに表示されません。 ライブラリを左ベイに追加するには、「表示」タブ、「ナビゲーション ウィンドウ」、「ライブラリの表示」 の順に選びます。


3.エクスプローラーでのファイル操作
 エクスプローラーにおいて、ファイルやフォルダーの操作、すなわち保存・削除・コピー・移動は従来と変わりはありません。ファイルの保存は何らかのプログラムから行います。
 削除は対象のファイルを右クリックして

削除すればごみ箱へ移動、ファイルを右クリックしてシフトキーを押しながら削除すれば一気に完全削除となります。

 コビーは対象ファイルを右クリックして、コピーし別の指定フォルダーへ移動後貼り付けます。
 移動は対象ファイルを右クリックして切り取り後、別のフォルダーへ移動し貼り付けます。コピーや移動でドラッグ アンド ドロップすることは、ミスの原因になります。やめるべきことです。
 対象ファイルをクリックして選択後、リボンの「名前の変更」ボタンをクリックするか、または対象ファイルを右クリックして「名前の変更」により、ファイル名を変更できます。但し、この場合拡張子を変更するとそのファイルは通常使用できなくなります。複数ファイルを選択してこれを行うと、名前の末尾に()付の連番になります。


4.ファイルについて
 パソコンの中には、デジタルカメラで撮った写真、年賀状のハガキや住所録、自治会の回覧文書など、いろいろなデータを保存しておきます。これらのデータのまとまり一つ一つのことを「ファイル」といいます。ファイルには、それぞれ名前を付けられるし、写真や書類などの種類もわかるので、必要なときに探して表示したり、編集したり、印刷したりできます。しかし、作ったファイルをどんどんパソコンの中に保存して、数が増えてくると、使いたいファイルがどこにあるのか見つけにくくなります。そこで、ファイルを分類して保存するための「入れ物」としてフォルダを使います。

4a.ファイルの種類
 ファイルの種類はファイルアイコンやファイル名の拡張子で見分けられるようになっています。日常パソコンを使う人は、この拡張子を表示するようにしておく方がミスのない使い方ができると思います。その表示にするには、エクスプローラーのリボンの「表示」タブの

「ファイル名拡張子」にチェックを入れておきます。ファイルの種類を間違うことがなくなります。なお、「項目チェックボックス」にチェックをいれておくと、どのファイルを選択したかを見間違うことがなくなると思われます。特に複数ファイルを選択する場合に顕著です。これらの設定はエクスプローラ上だけでなく、他のソフトウェア上でも反映されます。「隠しファイル」にチェックを入れると、システムが安全のために隠しているものが見えるようになりますが、これは必要最低限の使用にとどめるのが賢明です。システムの大幅な破壊をしてしまう恐れもあります。

ファイルの種類は非常に多いですが、よく見かけるファイルの種類は次表に示すようなものです。
  Microsoft Office ファイル
拡張子 ファイル形式 解説
.doc Word97-2003 Word97〜2003のファイル形式。
.docx Word2007〜 Word2007以降の標準のファイル形式。セキュリティ向上のため、「マクロ」という特定の操作手順をプログラムとして自動化する機能を無効にしたファイル形式。(マクロ形式のコンピュータウィルスが多いため)
.docm Word2007〜 Word2007以降のファイル形式。マクロを有効にしたファイル形式。
.xls Excel97-2003 Excel97〜2003のファイル形式。
.xlsx Excel2007〜 Excel2007以降の標準のファイル形式。セキュリティ向上のため、マクロを無効にしたファイル形式。
.xlsm Excel2007〜 Excel2007以降のファイル形式。マクロを有効にしたファイル形式。
.ppt Power Point Power Point97〜2003のファイル形式。
97-2003
.pptx Power Point Power Point2007以降の標準のファイル形式。セキュリティ向上のため、マクロを無効にしたファイル形式。
2007〜
.pptm Power Point Power Point2007以降のファイル形式。マクロを有効にしたファイル形式。
2007〜
.mdb Access97-2003 Access97〜2003のデータベースファイル形式。
.accdb Access2007〜 Access2007以降のデータベースファイル形式。
  テキスト・ハイパーテキスト ファイル
拡張子 ファイル形式 解説
.txt テキスト形式 文字データだけのテキストファイル(プレーンテキスト)。 文字が使えるすべての環境で使える。
.pdf PDF形式 パソコンの機種やOS等の環境の影響をあまり受けないため、主にインターネット上で使用される文書ファイル。
.csv CSV形式 ひとつひとつのデータをカンマで区切ったテキストファイル。カンマで区切ると汎用性が高くなる。表計算ソフトやアプリケーションソフト間のデータ交換に多く使われる。
.html/.htm HTML形式 ハイパーテキストというウェブページ(ホームページ)のファイル形式。
.asp HTML形式 電子商取引など、データベースと連動してデータをやり取りするような動的なウェブページのファイル形式。(アプリケーション サービス プロバイダのことではない)
.xml XML形式 HTML形式の次世代形式。
.css スタイルシート スタイルシートというウェブページのレイアウト表現の情報をまとめた雛形ファイル。HTMLファイルの装飾を指示する仕様。
  音声ファイル
拡張子 ファイル形式 解説
.wav WAVE形式 Windows標準の無圧縮音声形式。圧縮率が大変低いので音質の劣化がない(高音質)が、容量が大きい。
.wma WMA形式 Windows Media AudioというWindows標準の高圧縮音声形式。
.mp3 MP3形式 最も普及している高圧縮音声形式。CD並の音質で、データ量を約10分の1(一律ではない)に圧縮できる。
.ogg Ogg Vorbis MP3以上に高音質/高圧縮な音声圧縮ファイル。
.m4a AAC形式 MP3の次世代形式。MP3以上に高音質/高圧縮な音声圧縮ファイル。着うた・地上波デジタル放送等に使われている。ただし、拡張子は「m4a」のみではない。
.cda CD-DA形式 音楽CDの音声ファイル。エクスプローラ(フォルダ表示)でオーディオCDを開くと、この拡張子が表示されるが、収録されている音源へのショートカットファイルにすぎない。
音声ファイルは表示を「コンテンツ」にすると、演奏時間が見えます。
  画像ファイル
拡張子 ファイル形式 解説
.bmp BMP形式 Windows標準の無圧縮画像形式。1677万色のフルカラー対応で高画質だが、容量が大きい。
.gif GIF形式 256色まで対応の画像ファイル形式。写真には不向き。画像の透明化や、アニメーション(動き)を設定できる。主にイラストやウェブ素材として使われる。
.jpeg/.jpg JPEG形式 フルカラー対応の画像形式。デジタルカメラの画像は、ほとんどこの形式。
.tiff/.tif TIFF形式 主にスキャナの画像に使われる。解像度(画質の細かさを示す度合)を自由に設定できる。
.png PNG形式 フルカラー対応の画像形式。ウェブでの使用を目的にGIFの次世代形式として開発されたが、あまり普及していない。
  動画ファイル
拡張子 ファイル形式 解説
.wmv WMV形式 Windows Media VideoというWindows標準の高圧縮動画形式。ストリーミング再生(ダウンロードしながら再生)可能。
.avi AVI形式 マイクロソフトがアップル社のQuick Timeに対抗するために開発。再生するには適切なコーデック(データを小さく圧縮し、元に戻すソフト)が必要。
.mpeg/.mpg MPEG1形式 MPEGには、「MPEG1」「MPEG2」「MPEG4」の3つの規格がある。MPEG1は、ビデオCD用の基準で低容量、MPEG2は、ハイビジョン放送やDVDビデオなどの基準で高画質、MPEG4は、ストリーミングビデオ(インターネット配信)や携帯電話などで使われている規格。
.vob MPEG2形式 MPEG2形式で圧縮された動画ファイル。DVDビデオなど高画質の映像ファイルに使われる。
.ogm Ogg Media Oggの仕様を元に開発された動画形式。Ogg VorbisやAACを動画の音声部分に使える。
.mov MOV形式 アップル社によって開発された動画や音声の記録、再生ソフトであるQuick Timeのビデオファイル形式。
.rm Real Video Real Networks社の開発したReal Mediaで圧縮された動画。主にストリーミングビデオなどの目的で使われる。
.divx DIVX形式 DivXというコーデックを用いて圧縮された動画ファイル。
  ファイルアーカイブ(圧縮ファイル)
拡張子 ファイル形式 解説
.lzh LZH形式 日本で多く使われる圧縮ファイル形式。
.zip ZIP形式 世界標準の圧縮ファイル形式。パスワードによる保護が可能。
  プログラムファイル・その他のファイル
拡張子 ファイル形式 解説
.exe プログラムファイル 実行可能なプログラムが収められたアプリケーションソフト等のファイル。この拡張子のウィルスが多い。
.com プログラムファイル 実行可能なプログラムが収められたファイル。サイズが64KB以内のプログラムに使われる。
.bat プログラムファイル 複数の処理を順に列挙して登録(記述)し、その一連の処理を自動的に実行させるためのファイル。
.dll DLLファイル 様々なアプリケーションソフトが共通して利用できるプログラムを部品化して保存した汎用性の高いファイル。(各アプリケーションで同じプログラムを使用するにもかかわらず、別々に登録しておくのは効率が悪いため)
.ini テキスト形式 OSやアプリケーションソフトの初期設定を記録したファイル。

4b.ファイルの種類による起動プログラムの指定
 昔、ファイルの関連付けと呼んで、どのファイルの種類がどのプログラムを起動させるように指定するかを設定していました。今は、対象のファイルのアイコンを右クリックして表示してくる次図

の「プログラムから開く」で自分の使いたいプログラムを指定します。するとそのファイルをダブルクリックすれば、そのファイル種類に指定したプログラムが起動してきて、対象のファイルを読み込んだ状態となります。この設定を変えるとその種類のファイルアイコンが変更されます。なお、これは上記2.のc.の共有とは異なるものです。

4c.ファイルを早く探すには
 多種多用かつ大量の保存ファイルから目的のものを早く探せるかどうかもパソコンを使う上で大事なことです。上記にも記載した「クイックアクセス」もありますが、最近保存したファイル名を正確に覚えていない場合などは、以下のようにして探すのも一つです。即ちタスクバーにピン止めしたプログラム(これは覚えていることが多い)アイコンを右クリックすると

次図のように、最近扱ったファイル名が表示されてくるので、それをクリックすれば、そのソフトウェアが起動しそのファイルを読み込んできます。

これと同様のことは、「スタート」「すべてのアプリ」の目的アプリのところで右クリックしても最近そのアプリで扱ったファイルが表示されてきます。


5.エクスプローラーでのPCのフォルダー移動
 エクスプローラーの初期設定では、PCのフォルダーはOSが保存されているものと同じcドライブになっています。しかし、システムと自分の各種ファイルを別の内臓ハードディスクに分離しておけば、システムが破損しても自分のデータはすべて助かる体制になります。以下のようにして、ダウンロード・デスクトップ・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージックの保存ドライブを変更(移動)することができます。この作業はそのパソコンの使い始めに実施すると短時間で済みますが、大量のファイルを保存後でも実施可能です。新規内臓ハードディスクでなくても、パーティションで区切ったスペースを使って、そこへデータを移動することもできます。但し、この場合はディスクの空きスペースを活用するという利点があるものの、ハードディスクトラブル対策には効果は少なくなります。(そのパーティションが使える場合だけ有効です) なお、メールや予定にMicrosoft Outlookを使っている場合は、そのデータは「ドキュメント」内の「Outlook ファイル」フォルダーに保存されているので、フォルダーの移動には注意が必要です。

5a.手順
 エクスプローラーを起動し、ダウンロード・デスクトップ・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージックの6つのフォルダーを選択後、右クリック→コピーし、増設ハードディスクに移動→コピーします。ファイル数の多さによって作業時間は異なります。(この作業を一つのフォルダー毎に実施しても問題ありません。各フォルダーにファイル数が多い場合は、そうします。)

 続いて、ドライブcに移動し、ルートの「ユーザー」内「ユーザー名」(そのパソコンの最初のセットアップ時にユーザー名として設定したもの)内のダウンロード・デスクトップ・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージックの6つの各フォルダーに移動し、そのなかのそれぞれの全ファイルを削除します。それぞれのフォルダーやアドレス帳・お気に入り・リンク・検索・保存したゲームは決して削除しません。

 続いて、一旦エクスプローラーを閉じて再度起動します。ダウンロード・デスクトップ・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージックの6つの各フォルダーを一つ毎右クリックし、その「プロパティ」の「場所」を新ハードデスクの対応フォルダーに指定し、「移動」「適用」「OK」と6つのフォルダーに対して済ませば完了です。
次図はドキュメントの例です。



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