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KNSのPC相互研修会は、パソコンに関して互いに教え・教わる勉強会です。

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Windows 10 のバックアップと回復

2016.7.10

 マイクロソフトは、すべての Windows 10 デバイス向けの無償アップデートとして、Windows 10 Anniversary Update を、2016年8月2日(火)に提供開始することを発表しました。Windows 10 は、Windows 史上最も急速に普及したバージョンであり、2016年6月30日現在では3億5,000万以上のデバイスで稼働しているとのことです。無償で常に新しいOSにアップグレードできるのはありがたいことです。しかし、もしもパソコンに異常が発生した場合、元に復元するためには、新しいアップデートを適用後も再度システムのバックアップをしなおしておく必要があります。
 そのため、上記のUpdateを適用したら、再度Windows 10のバックアップをとっておきたいものです。この勉強サイトでは、Windows 7 SP1又は同8.1からのアップグレードの際に「バックアップ」のことを記載していましたが、詳細な作業について説明していませんでした。このページで改めて具体的に説明しておきます。
 なお、このサイトの「Windows 10 インストールメディア(isoファイル)作成」のページで説明しているものは、OSのWindows 10 の回復用ですが、このページで説明するものはOSおよびアプリケーションを含むものです。


注意事項
a.システムイメージをバックアップすると、現在のパソコンの状態をそのまま保存します。このため、パソコンの動作に問題が生じている場合は、問題箇所も保存されます。
b.そのデータを復元すると、問題箇所も復元されるため、パソコンの動作に問題が生じている場合は、システムイメージをバックアップしないでください。
c.システムイメージのみをバックアップする場合、前回バックアップしたドライブに手動で再度バックアップを行うと、システムイメージは上書きされます。
d.ノート型パソコンをお使いの場合は途中で電源が切れないように、必ずACアダプタを接続してください。また、液晶ディスプレイは開いた状態で、バックアップをおこなってください。かなりの長時間の作業となります。

e.システムイメージから復元をする場合は、復元する項目を個別に選択できません。復元を行うと、システムイメージをバックアップした後に作成したライブラリやデスクトップのデータも削除されます。そのため、ファイル履歴を併用して、別途データのバックアップも行うことをお勧めします。

バックアップ先
システムイメージのみのバックアップは、次のどれかのバックアップ先に作成できます。
a.外付けハードディスク(外付けハードディスクは、USB接続のものを使用してください。)
b.DVD-R、DVD-R DL、DVD+R DL、BD-R、BD-R DL、BD-R XL(対応ドライブを搭載した機種のみ。DVDの場合は多くの枚数が必要です)
c.ネットワーク上のドライブ


バックアップ方法 (このページではこのことを中心に説明しています。次のどれかで行ないます。)
a.Windows 10に備わっている機能でバックアップする
b.自分のデータのバックアップも忘れないように
c.パソコンを使わないでバックアップする

1.Windows 10に備わっている機能でバックアップ
a.準備するもの
 OSをまるごとのバックアップです。それよりも最大容量の大きい、または同等の外付けハードディスク一台とシステム修復ディスク作成用の新しいCD-R一枚を準備します。このCD-Rはバックアップしたデータを読み込む際の起動キーになるものです。700MBのCD-Rです。

b.手順
b1.外付けハードディスクに保存する場合は、外付けハードディスクをパソコンに接続します。
 外付けハードディスクとしては、USB接続のハードディスクがよく使われます。
3.5インチ2TB のもので\7,000〜\10,000程度です。
2.5インチ1TB のもので\5,500〜\7,000程度です。
b2.セキュリティ対策ソフトは一時停止させておきます。
 1〜2時間停止させます。USB3接続ハードディスクなら1時間で十分でしょう。さもないと、「EFIシステムパーティション(ESP)の排他的ロックを取得できませんでした」と表示されて、バックアップ作業は停止してしまいます。しかし、このセキュリティ対策の一時停止は、Windows Defenderの場合は活かしていても作業可能です。

b2.「スタート」ボタンを右クリックし、表示されるメニューから「コントロールパネル」をクリックします。


b3.コントロールパネルが表示されます。
「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。



b4.「バックアップと復元(Windows 7)」が表示されます。
外付けハードディスク又は大容量のUSBメモリー(通常64GB以上)を接続して、
「システムイメージの作成」をクリックします。


b5.「バックアップをどこに保存しますか?」と表示されます。
ここでは例として外付けハードディスクに保存します。
「ハードディスク上」をクリックし、接続した外付けハードディスクが表示されていることを確認します。


バックアップ先の外付けハードディスクが表示されていない場合は「下向きの三角」をクリックし、表示される一覧から選択します。
 「一つ以上のDVD」を選択すると、DVDやブルーレイディスクドライブを備えたパソコンの場合、光ディスクにシステムイメージを作成できますが、作成されるイメージの容量により、ブルーレイディスクでも1枚に収まらないのが普通です。たいてい2〜5枚必要となります。ブルーレイディスクは1枚\500〜\100程度です。DVDでは必要枚数はその5倍程度と多数必要で実用的ではないと思われます。


b6.「次へ」ボタンをクリックします。

b7.バックアップ元と、バックアップ先以外にもドライブが存在する場合、「どのドライブをバックアップに含めますか?」と表示されます。
システムイメージと一緒にバックアップしたいドライブがある場合は、クリックしてチェックを付け、「次へ」ボタンをクリックします。自分が保存していたデータ一式も指定すれば、同時にバックアップできます。
表示されない場合は、次の手順に進みます。



b8.「バックアップの設定を確認します」と表示されます。
「バックアップの開始」ボタンをクリックします。



b9.バックアップが開始されます。完了するまで、しばらく待ちます。かなりの時間を要します。


b10.「システム修復ディスクを作成しますか?」と表示されます。
状況に応じて、次の操作を行います。


システム修復ディスクを作成する場合
「はい」ボタンをクリックし、画面の指示に従いシステム修復ディスクを作成したら、次の手順に進みます。

システム修復ディスクとは、Windowsが起動できない状態になったときに、システムイメージを読み込んで復元を行うために使用するディスクです。CD-R又はDVD-R1枚です。
システム修復ディスクを作成しない場合
「いいえ」ボタンをクリックし、次の手順に進みます。



b11.「バックアップは正常に完了しました。」と表示されます。
「閉じる」ボタンをクリックします。


これで完了です。

2.データのバックアップ
 自分が作成したり集めたデータをバックアップするのには、便利なアプリやWindows 10に付属の機能があります。筆者はエクスプローラーで時々外部ハードディスクにバックアップをとるようにしています。

3.パソコンを使わないでバックアップ
 パソコン上でOSやアプリをバックアップを取っておくのは上述の通りですが、パソコンで長時間の単純作業を続けることはかなり苦しいものです。そごで、パソコンを使わないでハードディスクのコピーを取っておくことで、OSとアプリ及びデータ全部を完全にコピーしておく方法を紹介しておきます。
 そのために必要な例は次に示すものです。対象パソコンのハードディスクと同容量以上のハードディスクと、次のような機器です。
例1.玄人志向のコピー対応 USB3.0接続 3.5/2.5型 SATA SSD/HDDx2 スタンド(シルバー) \4,000程度
例2.MARSHALのクローンHDDスタンド 2016.7.10現在は価格情報がありません。

4.システムイメージからの復元方法
 上記1.で作成したバックアップしたシステムイメージから復元する方法を紹介しておきます。
まず回復ドライブからの起動方法ですが、多くのパソコンは起動時にF9キーやF12キーなどを押して起動するデバイスを選ぶ画面を表示し、その中から選ぶことになります。どのキーを押すのかや、どんな選択画面になるのかはPCによって違うので、マニュアルを見てください。
 回復ドライブから起動するとキーボードの選択画面になりますので、日本語が出るまで“その他のキーボードレイアウトを表示”をクリックし、“日本語”を選びます。これ以降は画像を見ながらの方が手順がわかりやすいので、画像で説明します。

キーボードレイアウトの選択では、日本語を選びます。

オプションの選択画面になりますので、左下、“トラブルシューティング”をクリック。

トラブルシューティングの画面では、“詳細オプション”をクリック。

詳細オプションで、“イメージでシステムを回復”をクリックします。

回復するオペレーティングシステムを選ぶ画面になるので、選択します。
Windows 10又はWindows 10 Proが表示されます。

ここからはウィンドウズのような画面に変化。イメージを保存してあるUSB HDDが接続されていれば、自動的に最新のイメージが選択されます。

パーティションの再構成をするならチェックを入れますが、通常は入れないままで大丈夫です。そのまま“次へ”をクリックします。

復元の設定についての確認です。問題なければ“完了”ボタンを押します。

ドライブ内のデータが消えてしまうという警告が出ます。“はい”を押せば復元開始。終われば自動的に再起動され、復元されたシステムで起動します。

5.システム修復ディスクからできる事柄
 上記4.のシステムイメージからの回復は全てのことができますが、1.のb10.で記載したシステム修復ディスクからは以下のことは実施可能です。

a.このPCを初期状態に戻す
パソコンに内蔵されたハードディスク(またはSSD)内のWindows 10のシステムファイルを使用してPCを初期状態に戻します。

b.システムの復元
パソコンに保存された復元ポイントを使用して、パソコンのシステムファイルを以前の時点の状態に戻します。

c.イメージでシステムを回復
事前にバックアップしたシステムイメージを使用して、Windowsを回復します。
回復ドライブを作成したUSBメモリ以外に、システムイメージをバックアップした外付けハードディスクやUSBメモリなどが必要です。

d.スタートアップ修復
パソコンをスキャンして問題を検出し、正常に起動できるように問題の修復を試みます。
e.コマンドプロンプト
コマンドプロンプトを起動します。

f.以前のビルドに戻す
以前のバージョンのWidnows、または以前のビルドのWindowsに戻します。

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